縁を祓う

早いもので大晦日ですねぇ…なんだか、そんな雰囲気を感じないのは年老いたからか?

大晦日ということで… 新年を迎えたら初詣にいきます
おまいりには御賽銭を納めますよね

「えっ? なんぼする?」
「私5円 御縁がありますようにって」
「私は15円 十分御縁がありますようにって」
「俺は25円 二重に御縁が…」
なんて感じで、縁がありますようにって願いを込めて御賽銭を払うんだけど…

この「賽」という文字
「賽する」とは「福を授かったお礼に神仏にお参りする。参詣する」
そして「銭」はお参りするお金。

つまり
「福を授かったお礼に神仏にお参りする時に使うお金」
となる

このことから
「賽銭は願いを聞いてもらう対価ではない」となり
「お礼のお金」ということになる

「昨年はいい年でしたので御賽銭を納めます、今年もよろしく」という意味
その昨年のお礼が「5円」ってのは、安すぎやしませんか?

また、御賽銭には諸説あり、
日本書紀「罪を素戔嗚尊(スサノオ)に負わせ、贖罪の品々を科して差し出させた」というところから
自身の罪を金銭に託して祓うとする説(浄罪箱)
賽銭箱に硬貨を入れる音で罪祓う(鈴と同じ)とする説
罪穢れを銭に移して祓う意味もあるとされている
御賽銭が5円だと「御縁を祓う」という逆の意味に捉えかねられませんよねぇ
※十分御縁を祓う…ボッチになるってことか?

「賽」とは「賽は投げられた」のサイコロである
また「賽の河原」のサイ (いくら続けても、あとからあとからくずされる、むだな努力のたとえ)でもある

まあ、今年イイコトがあった人、願いが叶う方向に進んだってことを
お礼として コレぐらい… という気持として納ましょう
大切なのは感謝の気持ちを持つことであり、金額ではありません。

ただ、縁起を重んじるのであれば
500円玉(これ以上の大きな効果(硬貨)がないため)や10円玉(とうえん(遠縁)となるため)は縁起が良くないらしいので、使わないよう注意が必要です。
逆に5円や50円は穴が開いていて「見通しがいい」ので縁起が良い

で、縁起を担ぐなら…千円や五千円、一万円などのオサツを納めましょう

金額ではない…と言いながら「おさつ」が良いという
硬貨は気持ちや念が乗りにくく、お札の素材である紙は人の気持ちを乗せやすい。
神は木に宿ります(数え方も柱といいますものねぇ)紙は木から出来ていますよね
そして、紙には気持ちが乗りやすいため、多くの人の手を経て、良い気も悪しき気も、そんな気持ちがこもった札よりは、新札(ピン札)が良いとされている
お札を賽銭とする場合は白い賽銭袋に入れ、上部に「御初穂料」と書いてから賽銭箱に納める

今年…まあ、いろいろとあったけど
私が、こうやって生きているということは嬉しいことであり
神様に感謝しないといけないなと…
年末は大量の札が手に入った(なんだかんだと、小さな仕事がたくさん入った)ことで、来年の初詣は札デビューしようかな

今更ピン札を準備するのも大変なんで、普通の千円だけれども
封筒に入れて準備できるなら、その時に多くの感謝の念と、これからの野望?なども込めて(笑)
家の御札も替えないかんしね

何か困難に立ち向かうときに「今年は千円奉納したから大丈夫!!」って思えたら安いもん
だったら1万円(円満という意味もある)にしろよって??
そこまで神様に頼ったらあかんでしょ?(笑) ちゃんと自力もつけなきゃね!

とのことで、今年も多くの人に助けてもらいました。感謝感謝でございます
来年もまた よろしゅう!

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