一匹のサソリが川辺りを歩きながら向こう岸に渡りたいと考えていました。
すると、キツネがいたので、サソリは自分を乗せて川を渡ってくれと頼みました。
キツネは断りました、『お前を乗せて刺されでもしたら、溺れてしまう』と。
サソリは言いました、『そんなことをしたら、私も溺れます。』
これを聞いてキツネは、承諾しました。そして背中にサソリを乗せて、泳ぎ始めたんです。
でも川の真ん中でサソリは、キツネを刺しました。
毒が身体に回る中、キツネはサソリに尋ねました
『どうして刺した？ 君も溺れてしまうのに。』
サソリは答えました、『本能なんです』と。
写真は、久々に「びっくりドンキー」に行ったので…
話はアメリカのSFドラマ スタートレック ボイジャーの第68話 生命体8472前編…
外次元の生命体の侵略に、現在の敵（ボーグ）と同盟を組むという計画を副長が反対した時のセリフ
この話、調べるとキツネはカエルだったりカメだったりするんだけど、サソリは変わらない
カエルの話はベトナムの寓話（教訓的な内容を、他の事柄にかこつけて表した、たとえ話）であり、植民地化される側の痛みと、侵略する側の性（サガ）を、カエルとサソリに置き換えて語り継がれたとのこと
ちょっと話は変わりますが
先日、２ちゃん神・田代まさしが覚醒剤で４度目の逮捕というニュースが流れました
『またか』という落胆と 『もうダメやな』という失望…
そんなとき、朝のラジオ「おはパソ」で「クレプトマニア」という話がされていた
「クレプトマニア」＝窃盗症 という精神疾患
万引きなど窃盗を衝動的に繰り返してしまう症状
ラジオで話をされていた人は、子供時代に親から厳しい躾と暴力を受け
大人になっても同様に意思を抑圧されてきた
自分の評価というか価値をさげてしまい
万引に至ってしまったとか…
自分も気付かないうちにやっている…ってことで
両親や弁護士の方からアドバイスを受け、精神科を受診
「クレプトマニア」と診断され「条件反射制御法」を受け
すぐに症状がなくなったそうです
少し話を戻しますが…
クレプトマニア（窃盗症）と同じく依存症も精神疾患ですよね
気が付かないうちにやっている…それは条件反射であり、脳を通さずに…というか
自分の意思決定を通さずに、勝手にやってしまうこと
薬物乱用もそうですが、食物依存、コーラ依存、スピード狂なども依存症でしょうね
パチンコ依存やアルコール依存など言い出せばキリがない…
中にはＳＮＳ依存など もあったりする
じゃあ、依存をなくせばいいのか？というと
それも、なんだかさびしい
依存症にかかるひとの多くは脳内の神経伝達物質ドーパミンに関係する。
「ドーパミン」とは「快感ホルモン」とも呼ばれ、分泌されることで脳が喜ぶ
脳が喜ぶ＝自分が幸せ という図式になる
たとえば
パチンコで勝って大金が手に入る→大金を手にした時にドーパミンが放出されて幸せになる
パチンコで勝つ＝大金を手にする ってことで勝つ時にドーパミンが出る
パチンコで大金を手にした経験から、パチンコをするとドーパミンが出る
つまり、パチンコをしていれば幸せを感じるのである
それはパチンコで負けてもドーパミンは出るのである
しかし、負けているという現実は これだけつぎ込んでいるんだから…という変な感覚から
次に勝ったときには、更に大量にドーパミンが出る
気持ちの上がり下がりという変化で、ドーパミン量は激しく変化する
その興奮を体験してしまうと、日常ではそんな興奮はないので、日常は気持ちが動かなくなり、更にパチンコにはまってしまう…
なお、パチンコ台も、そういった精神的に依存に向かわせるように研究に研究をかさねた作りになっている
嗜癖（しへき：ある特定の物質や行動）でたくあんになった脳は、一生大根には戻らない。
そして脳が変わると人格が変わる。（日常では興奮しない）
パチンコが与える影響は「お金」だけではない。
本当にダメージを受けているのは脳
ドーパミンは幸せホルモンとも言いますが、βエンドルフィンとともに脳内麻薬とも言われます。それは人間を支配する快楽物質…
依存症の怖いトコロです
更に言うなら、その快楽物質を直接薬で…っていうのが覚醒剤であり、簡単に摂取できることで脳が支配される。覚醒剤依存…脳の仕組みの外から脳を破壊する行動となる
でもまあ 軽い依存症＝趣味 みたいなものですから…
依存症の塊が人間ということなら
自分や他人、カネ？財産？犯罪など害のないものであれば、依存はおおいに結構！
ギャンブル依存症
アルコール依存症
パソコン依存症
掃除依存症
マラソン依存症
勉強依存症
オンラインゲーム依存症
SNS依存症
セッ○ス依存症…
日常生活の中で、生活に問題がなければ、それらは結構必要なものだったりするんでしょうけどね
気が付かないうちに…ってのもドーパミンの怖さですがドーパミンをうまく利用していくのも必要ではないか？と…
朝のラジオを聞きながら思った次第であります（笑）