一寸怖04

先月、会社の車の車検があり、出張前ということもあって知り合いの車屋さんに早めに出しておいた。
仕事で毎日使っているので、この際、ちょっとした消耗品は全取替してもらった。
初期型のホンダフィット。そう、あのエアバッグの車である。
リコール修理してなかったため、車屋さんが手を回してディーラーでの修理をしてもらった。
もちろんリコール品はタダ。

ついでに…
車のキーが一つしかなく、かなり特殊なキー。
ki-カギ屋で複製してもらうにも四千円~六千円する。
イロイロと調べるとディーラーだと安く複製するとか…ってことで
発注してみた。二千円チョッとだった。キーの出来上がりまで2週間ほどかかった。

 .
そんな車屋さんで昔聞いたチョッと怖い話…



いわくつきの車というのがある…
ウワサというか都市伝説というか
 .
25年以上前になるかなぁ、トヨタでいうと白のマーク2やクレスタなどハイソカーというか、今で言うセダンタイプのオッサンカー?が流行っていました。
 .
ki-2バブル時代後期、あるいはバブルがはじけた時代というのもあって、結構値段が高く(それでも今ほどではないなぁ…)中古車でも値崩れしないという(結構高かった)時代であった。
当時4ドアセダンが主流のハイソカーの中で、高級クーペ(2ドア)として販売されていた「ソアラ」
 .
滋賀県の国道沿いの中古車屋で、このソアラが25万円で売り出されていたらしい。
ただ、そのソアラは安いためかスグ売れるんだけど
数日後また25万円で売り出されるのだという…
 .
実はこの車、皆同じように事故によって運転手や被害者を死亡させ、維持できないということで再び売りに出されている。
そして今もどこかの店先で次の「主人」を待ち続けているのだという。
 .
夜、暇な私たちは「そのソアラを見に行こーぜー!」といって何度となく滋賀県へ車をはしらせたことか…
 .
今はネットで調べると「白のソアラ」という都市伝説として存在していて、群馬県の国道沿いの中古車屋の話みたい…
ま、いたるところにこういった話はあるようで…
 .

で、知り合いの車屋さんの話…
「以前こんなことがあってなぁ…
 .
「中古でマツダの車がまわってきてな…状態もキレイやし女性でも乗れるということで、結構安い値段をつけたんや…」
当時、女性仕様車ってのは結構あった。
 .
でな、数日後、若い女性がな、その車を買いはってん(その車を買った)
数ヶ月後、その女性からクレームというか電話があってな
「この車は事故車ですか?」って聞いてきはるねん(聞いてくる)
「え?そんなことないですけど」って言うと
「屋根が…屋根が真っ赤になるんです 血みたいになるんです!」って
こりゃえらいこっちゃって、見に行ってんけど、血みたいなのはついてないねん…

その女性の話では
「雨が降った時に、運転席の上の屋根の内側に赤い、血みたいなのがビュアーって後ろに流れたように浮き出てくるんです」とのこと

車を預かって、元の中古車業者に聞くと、前の持ち主を知ってるとのこと。
同じように女性で、おばちゃんとのこと。
話を聞きに行くと…

「事故はしてないんですが…ずっと息子が使ってたんで…」
名義はおばちゃんなんだけど、使ってたのは息子さん。そういうことは良くある話で…
そんな話をしていたら、丁度息子さんが帰ってきた。
その息子さんの頭は、スバラシイ リーゼントだった…
key1昔、リーゼントはチック(ポマード?)で固めていた。
その息子さんは、リーゼントの頭を車の天井(室内側)に擦って乗っていた。
どうもそのチック(ポマード?)が湿気の多い日に赤く変色するみたいで…

原因が分かってホッと…
(スチーム洗浄?でキレイになったとか)

口語を文字起こしするのは難しい…

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Optionally add an image (JPEG only)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください