写真術05

一般的に明るい写真が良い写真と思われている
たまにね、室内でフラッシュが焚かれないで
撮影された写真はもう、暗~い写真になり
集合写真などでは失敗の部類に入る…

デジタル技術が向上し、撮影し終わった写真を
ある程度、明るさなどを後から調整できるようになったが
それもある程度である…

簡単に言えば
沢山の光をレンズを通して撮像素子(昔のフィルム相当するもの)
に当てると明るく撮れる
だがしかし…
沢山の光を撮像素子に当てるというのは、すなわち
シャッターを開いたままにするということ。
その間、カメラや被写体はシッカリと止まっているという条件が必要である

花瓶などの静物、風景写真などは三脚を立てて、ぶれないようにできるけど
人とか花とか…動くものは撮れないのである
(花は風に揺れる)

そこで、いろんな技術が必用になってくる
カメラやレンズの性能
フラッシュを焚く、レフ版で光を集める
などもありますが

一般的にデジイチで明るく撮る為の技術とは
●シャッタースピードを遅くする
●絞りを開放する
●ISO感度を上げる
という方法がある

シャッタースピードを遅くする…
たちまち明るい写真が撮れるんだけど
一般的に手持ちで、ぶれない速度は1/60秒と言われています
(まあ、50mmレンズなどでね)
カメラやレンズの形状や重さ、カメラマンの構え方や熟練度によって変わりますが200mmなど望遠になればなるほどブレない速度は短くなります
まあ、それで三脚がいるようになるんですけどね

絞りの開放…
これはレンズやカメラの性能によるんだけど、明るいレンズを付けてたら
それだけ多くの光を取り込むことが出来て、明るい写真になります
俗に言うF値というヤツです
暗くすることは絞りを絞っていけばいいわけで、レンズメーカーは明るいレンズを作ることを競っています
人の目はとても良いレンズをもっていて、f値でいう1になります
普通のカメラレンズだと4ぐらい…
撮影をする前に「ちょっと暗いなぁ」って思うとかなり暗い写真になります

ISO感度を上げる…
感度が上がる!ってのは性能が上がってるように思いがちですが
感度が上がるってのは、いらんものまで記録してしまうという事になります
俗にノイズが入るというヤツです
感度が上がると写真が薄くなるとか、雑になるとか、粗くなると言います
実際、α57ではISO25600まで上げることができますが、強制的に3枚撮影してノイズを削減します
出来れば100に固定しておきたいものです…

全てに言えることですが…
ラジオのチューニング(周波数)を合わせるためのダイアル
それは回していけば、いずれ合うもの… 1軸の調整ですよね

そのダイアルが2つあったら…
その2つが上手く合わなければ受信できないとしたら
この時点でX軸、Y軸と存在し
さらに奥行きが存在していたら…X軸、Y軸、Z軸

それらを上手く組み合わせて、絶妙なセッティングをする
もちろん、これが正解!ってのはないんですよね
それぞれに特徴があり、それは欠点になる場合もあり
良い場合になることもあり…

被写体を決め、構図・アングルを決める
シャッタースピードや絞り、ISO感度を調整し
その他、いろんなモードを駆使し
もちろんシャッターチャンスを捕らえながら
写真を撮る

パッと見、普通に見える写真でも
その写真が
どのような環境で
どのような設定で
撮影されたものなのか
どれだけ難しい撮り方をしていたのか…
それが解るようになれば
写真をカメラを楽しめるレベルまで来たという事になると思う

   

いろんな写真を撮りましょう!
今は昔と違ってバッテリーやメモリーの続く限り、撮り放題なのですから

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