写真術06

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ボカシテクニック
一眼カメラの醍醐味は
この「ボカシをいかに生かすか」に掛かってくるといっても過言ではない
(まあ、それだけではないけれど…)
写真というものは
撮影者がなにを見せたかったのか!を写真を通じて感じること
見せたいものにフォーカスを合わせ、他をぼかせる…
ってのは、ある種の解りやすい意思疎通だと思う

逆にすべてにフォーカスを合わせるってのも、見せ方の一つ…
でもまあ、今回はそのボカシに関して…

このボカシ…ある程度の条件が揃わないと撮影できない
●シャッタースピードを早く
●f値は小さく
●撮像素子の大きさ

シャッタースピードを早く…
これは後で説明するf値の影響もあるんだけど、シャッターが開いている間が短いほど
フォーカス(ピント)の合っている幅が狭くなる
被写体にフォーカスを合わせると、それ以外はフォーカスが合わないのでボケるという仕組み

f値は小さく…(解放)
シャッタースピードとの相関性があるんだけど、F値は小さい方が明るく撮影できる
その分、シャッタースピードは速くできるのでフォーカスが合う幅を狭くできる
f値が小さいレンズとして単焦点レンズがあり
単焦点でf値を最小にし、オートフォーカスを被写体に合わせれば、それだけでボカシを生かした写真が撮れる

撮像素子の大きさ
ココがカメラ本体の性能によるもので、センサーサイズによってボケ幅が変わる
センサーが大きく、レンズがセンサーサイズに合っていれば、ボカシを生かした写真を撮ることができる
センサーサイズが小さなコンパクトデジカメでは画像の中心でトリミングをしたようになりフォーカスが合ったままの画像が記録されるためボカシを生かした写真を撮るのは難しい

実際に撮ってみる
基本的には
絞り優先モードに設定する
そしてF値は最小に設定(解放)

そして、撮影すると…木の椅子のフォーカスが合ってる部分は解りますか?
その部分だけフォーカスが合い
その他の部分はボケる
まあ、こんな感じですね
F値を大きくする(絞る)と…
こんな感じで椅子全体にフォーカスが合う…(まあ、手前はボケてるけどね)
絞り優先モードにすれば
シャッタースピードはカメラが勝手に失敗しない程度に調整してくれる
まあ、それも調整したいなら
どっちも設定できるモード(マニュアルモード)がある
数値の入力はシャッターボタン前のダイヤルで行う

こんな感じとか…
見せたいモノってのが解りやすいですよね

被写体にも奥行きがある場合は、f値を最小から少し数値を上げることでフォーカスが合ってる部分を広げることができます

まあ、これも実際に撮ってみないと解らない部分が多いですね
単焦点レンズ! これはレンズキットでもあっても良いと思うんですけどねぇ~
(単焦点レンズをセットにした一眼カメラ)

   

バズーカ砲のようなズームレンズを装着する一眼もカッコよろしいですが
単焦点を付けた一眼を持ってる人をみると…
あ、ボカシに魅入られた人だぁ~って思います(良い意味ですよ)
単焦点だけで一眼を持つ意味がありますぞよ~!!

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