時と意味


※現在、アマゾンプライム見放題のビデオではありません…

朝から雨で、暇だったので 映画 メッセージ をみた

SF映画というと「スターウォーズ」や「スタートレック」
「エイリアン」とか「プレデター」
はたまた「2001年宇宙の旅」や「E.T.」「未知との遭遇」
「コンタクト」「インターステラー」といった
それぞれの世界観や設定、そしてそれぞれの時代背景などで
その映画の種類が大きくかわる
ちょっとした予備知識が必要ではあるんだけど…

空想科学が好きな私としては、メッセージという映画
なかなか良かった…

SFといっても時代は今なんだけどね
UFOが出て来るってことは、SFになるんでしょうねぇ~
その時間ってのが大きなテーマになるんだけど…

ココから先はネタバレするんで…
見てない人は見てから見てね(笑)

 

メッセージ(原題ARRIVAL)

現代に突然宇宙船が来て、宇宙人と初めて言葉を交わすというストーリー

謎がたくさんあって
ばかうけ(宇宙船)が来た目的は?
世界の12箇所にばらばらに来た理由は?
回想シーンに出てくる子供の思い出って、なにが関係してるの?
旦那は全く出てこないなぁ…

これがねぇ見てる途中で主人公の時間軸が変化する感じがして
かなり混乱する…ホント、かなり混乱するよ(笑)

すごく良い映画だったと思う人と
壮大な思わせぶりの割にはつまらん映画って思う人…
多分、評価は二手に別れると思う
私は、いい映画だったなと思う

この映画をストレートに解釈すると
異星人と接触し、言語に触れ、それを理解し、その言語を使うことで
未来が見えるようになったという主人公の話

でも
私の感想としては異星人接触映画のテーマが「自分の人生」と感じた
「悲惨な結末を知っていても、あえてそれをしますか?」という…

主人公の過去の出来事と思っていた娘の死
でもそれは未来が見えるようになった、これからの出来事であると気づいた
そういった不幸な未来、結果を知った上で、娘を生むのか?
それ以前に、今隣にいる学者と結婚するのか?
それは運命で、先には辛いことがあるのに結果無駄になるのに
それになんの意味があるのか?と苦悩する…

そして気がつく…
主人公は、娘の死という結果よりも
娘と一緒に暮らすことで知る可愛さ、喜び、幸せといった多くの過程が、そして価値があることを…
そう理解したから未来を受け入れられるようになったのではないかな?

現在の日本では、勝ち組や負け組…失敗や成功といった結果ばかりを重視する
負けたら終わり、失敗したら苦労した今までの全ての行動は無駄な努力になると思いがち
しかし、その過程に意味があり、価値がある
負けても失敗しても得るものはあるし、その経験を経て成長する自分がいる

人は一人で生まれ、そして一人で死んでいく…
結局最後は全部失って全ては無駄なことになる
ホントにそれが無駄なことと理解しているのであれば
なにもせず何も感じず、じっとして、そして死んでいけばいいじゃない?

結果として、自分の大切な人と別れたりする悲しみを経験することになっても
それまでの楽しかった日々、またケンカなどで悲しい思いをした時も決して無駄ではない

それが生きる目的である

ただ、映画の冒頭で見るありがちな幸せと不幸
恋人をそれで亡くしている私としては
そういったシーンを見るのは今でも辛いなぁ

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