シリコン

シリコンというと、半導体などの最先端技術から、油が使えない場所の潤滑剤や表面皮膜
お風呂などでのコーキングや美容整形など用途はたくさん…
(写真は、全く関係ない カレー粉)

しかし自作パソコンでシリコンというと
CPUの発熱を抑える放熱板との接触に使う材料のことを言う
またはCPUグリス… 「グリス」という言われ方が一般的でもある
(かなり古いのを持ってはいる…)

ご存知パソコンの心臓部とか脳に相当するCPUは高性能なほど電力を使い、そして発熱する
冷却を甘く見ると簡単に100℃を超え基盤(マザーボード)から出火するほどになる

そこで、その発熱を抑えるために大きなフィンの付いた空冷クーラーや本体外に置くラジエターを装備した水冷クーラー、唯一温度を下げる素子であるペルチェなどを用いたりするんだけど…
そのクーラーとCPUとの接合部分に温度を受け渡すグリスが存在する

そんなのCPUとクーラーをギュッと圧接させていれば、問題ないじゃないか!
と思っていた時期が私にもありました

時は未だシングルコア中心であった2005年、米IntelがデュアルCPU初期に販売したPentiumDは
大容量爆熱Prescottコア後継として生まれた…

当時の私はPCで絵を描いたり、動画編集で早いPCがほしいと、そんなCPUを購入してPCを組み立てたのである

しかし数々の不具合で完成は難航…
起動はするものの数分後には落ちるという当時としては原因不明のトラブルに見舞われた
  原因は比較的早期に発見した
どうやらリテールのCPUクーラー(CPU付属のクーラー)では冷却が追いつかず
アイドル状態で95℃前後
ネットで、ちょっとしたFlashを動作させようものなら強制的に終了(電源が切れる)する…

そんなとき
他に装備していたPCの大型CPUクーラー(Pentium4用)に付属していたCPUグリスをPentiumDに使用してみた
それまでは、かなり古いチューブ式のシリコン(CPUグリス)を使用していたのだ

それほど期待はしてなかったが、新しいグリスに替えて組み立てたPCは
なんと75℃前後で安定するのである!(-20℃も差が出た)
Flashを使っても95℃前後
(まあ、この時点でもかなり爆熱ではあるが…)

CPUグリスの性能というのを、まざまざと見せつけられた瞬間であった

https://youtu.be/4-jDzN9eGCw


 

で、なぜ今頃こんな話…って?
実は久々に部屋を掃除していたトコロ、古いノートPCを見つけた
2009年頃に発売されたLenovo G550 2958

当時ノートパソコンといえば10万円~5万円ぐらいの相場だったのに対し
このノートは4万円台だったと思う

性能こそ最低の セレロン無印 900 2.2GHzではあったが
15.6型ワイド光沢液晶、USB2.0装備、無線LAN、テンキーを含んだフルキーボード
カメラやDVDスーパーマルチ搭載!
メモリを4GB実装することでWindowsVISTAはサクサクだった…

そういえば、これってSSDに換装したっけ…
そして、比較的カンタンにCPU載せ替えが出来たっけ
いまでこそLenovoのPCは…なんて話が出てくるんだけど
ネジ2本(3本?)で裏蓋を開ければCPU(クーラー)にアクセスできる
このPCのメンテナンスのしやすさは他に見ないほど…

そして、当時はバカ高かったCore2Duo T8300は、今なら千円台だっ!
※中古だけどね(笑)

で、やってみようかな?と…
CPUを交換するのなら、CPUグリスがいるってことで…
当時はホント!バカ高いグリスも、今ではかなりお安くなっております

ネットではMX-4が「質・量ともに良い」という噂なんだけど
このグリスが千円…
そして、今回買うCPUが千円…

ん?同じような価格やん!!

なんだろう…急に感じるこのグリスの割高感!
ノートに使うのなんて1滴ほどの量…
ここまでコストをかけるのか?
グリスの性能の違いが冷却の決定的差ではないと言うことを…

いや、以前のPentiumDの経験から、ここをケチっては後々まで…
※結局このPentiumDは発煙して終わった

ま、安定のMX-4を買うか…

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