明暗濃淡

久しぶりに写真の話…
これから秋にかけて、夕焼けなどの風景を撮ることが多くなりがち…

写真を撮るという部分で風景写真というのは
自然というギミックというか法則を理解する必要がある

例えば、秋は「夕陽が赤い」「空が高い」などは
空気中に含まれている水蒸気や塵が原因
地球の地軸の関係で秋の夕暮れは、地面スレスレに光が差し込み
太陽から目までの空気の層が夏や冬とは違うのである
(空気の厚い層が青い光を遮り、赤い光が残るため)

絵画を描く時に「遠くは淡く。近くはハッキリと!」ってのはそのためである
(遠くは空気の層が厚くなるからね)

で、写真というのは絵画のセオリーに合わせてもいいんだけど…
遠くは薄く、近くは濃いってのは自然とそう写る
写真といのはハッキリクッキリが良い!というわけではないが
遠くがハッキリと写っても写真は写真なのである

夕焼けの撮影

夕日を撮るってのは 太陽を撮っているのである
それはつまりスーパー逆光なのである!
赤い太陽以外、ほとんどが影になる
この撮影に関してはオートモードで撮影するよりも
「夕焼けモード」ってのがある
撮影場所は違うんだけど、夕日の紅さが違いますよね
これね、実は測光の場所で色が決まるのです…
多くのカメラが持っている「夕焼けモード」というのは
赤を強調して撮影するんだけど、その明るさで赤くなるのを調整している
昼間に夕焼けモードで撮影しても赤くならないのはそのためで
太陽にフォーカスを合わせると、大抵赤くならない
(暗さが重要なので、太陽が暗いと赤くなるよ)
もし夕焼けで赤さを強調するならフォーカスを合わせるのは暗い部分

そうすると赤く撮れるんだけど
その分、シャッタースピードは遅めになるので
三脚を使うか、そばに壁や棚がある場合はカメラをそこに押し付けて
ブレないように撮影する

これはもう太陽が沈んでからなんで…
こちらは朝…朝は空気が澄んでいるので赤くなりにくい雲が太陽を遮ってしまってる…雲によってはこんな感じにも…間にネコヤナギ…(ん?ネコヤナギか?)ソレ以上、陽が沈むと 逆に青くなってくる(すでに夜です)

風景にしても、空と、地面の割合を考えて
そして、できるだけ水平に撮影してください
まあ、これも歪んでいますが それもまた味になるときがあります(笑)

いろんな撮り方で印象も変わります…
デジカメというのは何枚撮っても現像にお金がかかるわけでもなく…

いろんなアングルで、いろんな場所にフォーカスを合わせて
何枚も撮る!というのが上達の基本です

 

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