Word郎

ワープロというと、ワードというのが定説になっているけれど
昔は文豪やら書院やらオアシスといったグリーンディスプレイや8インチフロッピー、サーマルプリンタを駆使した50万円以上する机一体型のワードプロセッサ(デスクトップじゃないよ!デスクそのもの)なるものが販売され、バブル景気も伴って企業もこぞって日本語ワードプロセッサをリースで導入し、印刷された書類を作るというのが最先端というか、電子化(ITなんて言葉は無かったよ)というか近代化されたオフィス「うちの会社は進んでいますよ!」という、ある種の自慢?をひけらかすのがトレンドであった…

そんな時代から数年…
それらのリース期間が終わった頃にパソコンのワープロ環境が整い始めた…
まあ、パソコンも50万円以上する高級機器だったためリースが殆どだったんだけどね(笑)

私のビジネス歴でいえばシャープの書院から、NECのPC-98世代
PC-98では「松」とのシェア争いに勝った「一太郎」という日本語ワープロを使っていた

余談ではあるが…
なぜ一太郎がシェアを奪ったのか
それは松のインストールフロッピーにコピープロテクトが施されていたからに他ならない
一太郎はコピーし放題だったのがシェアを伸ばした

時事ドットコムニュース
文書作成、ワードに統一=効率化で働き方改革-農水省
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011300400&g=pol
というネットニュースをみた

お国の仕事ってのは国産!ってことで、官庁は「一太郎」を使ってたんだけど
PCはWindwsになり、海外と互換性などの問題でマイクロソフトのワードに移行しつつあった
農水省も、全面的にワードになったか
というところ

自分は今でも一太郎を使っている
このブログを書いているのも一旦一太郎で書いて、ブログにペーストしている
昔は一太郎を「使えねぇーワープロだなぁ」って思ってたんだけど
ワードを使うと「一太郎以下だなぁ」って思ったもんで…
まだエクセルのほうがワープロとして使いやすい(笑)

一太郎って、一太郎のバージョンや複数のOSにまたがって操作方法が同じなのも良い
MS-DOSの頃から、Windws版、昔はマック版もあって、全ての使い方が初期のDOS版と同じ操作で使えるのである(もちろんキーボードの違いから、ちょっとだけ脳内変換が必要だけどね)
これは日本人の技の見せ所というか、UI(ユーザーインターフェイス)の考え方が優れているのだと思いました
過去で言えば、DOS版からWindws版に変わり、大幅に操作方法が変わりましたが、以前のDOS版の操作方法も残されており、どちらでも使えます
これはその後に出されるバージョンも同じく過去の操作方法を変えるということは、殆どない
逆に海外の(特に米国の)ソフトは予告なく大幅に使い方を変更する
マイクロソフトのワード2003から2007に変わり、突然「リボン」という操作方法に変更され、使い方が解らず、今でもワードは使いきれないソフトです

まあ、マイクロソフトはWindwsXPという最終進化形態のOSを出しておきながら、その操作性の一貫の無さ…
いまだにWindws8.0が走ってるPCを使うと、アプリを起動するだけでも「どうやって起動した?」と躊躇します…

あと、ワードもエクセルのように複数シートを作成できたらいいのになと思う
今、会社の受注から請求書までを一太郎を中心に管理している
見積受注発注請求、添付書類や宛名印刷まで一太郎の複数シート!
一つの一太郎ファイルを呼び出せば過去から現在までの納品書以外の書類は全部電子化で呼び出せるようになっている(もちろん印刷されたのも保管はしてるよ)
こんなのワードではできないもの…

話は戻って…
農水省(それ以外も)もなぜワードにするのか?
なぜLibreOfficeにしないのか?
米国のマイクロソフトに多くの税金をつぎ込む
また、バージョンアップへの対応とかに多額の税金を海外へ

「統一しました」とか言って、あ、それはバージョンが違うからレイアウトが…って言うんでしょ?

ワードパットでしろ!