写真術10

地方出張続きで自転車に乗れてないので
日曜日だけど朝から会社に行き、自転車で帰って
明日は自転車で出勤しよう!って思ったんだけど…
今晩から雨

たいふうめーーー!


絞りとシャッタースピード

表現方法の一つとして
「背景をぼかす」という撮り方がありますよね

今まではコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)では出来ない領域だったのですが
最近は出来る機種も出てきています(まあ、7万円ぐらいしますが…)

この「ぼかす」という処理…
撮像素子の大きさと明るいレンズ、高スピードのシャッターで実現できます
特に外界を入れない撮り方をすると
少しメルヘンチックになるというか
そんな世界?という錯覚がおこります(笑)

カメラとレンズの性能をフルに発揮すると、周りが解らない程度までぼやかせます
(写真はクリックで拡大します)

適当に撮るとこんな感じ…実は、サボテンの花なんですよねぇ~

背景を入れないことで、ドコでどんな風になっているのか?ってのが解らない撮り方は
見た人の想像力をかき立てます
フォーカスを固定して…

ちょっとした銅像も、撮り方一つで生きてきます… 明るいレンズということで、まずは単焦点レンズを買いましょう!

ソニーは軒並みEマウントに替わってきたなぁ~

写真術09

今日は天気が良かったのに、適度に風がふいていて、それでいてカラッとしてて
過ごしやすかったですよねぇ~(笑)

まあ、暑いのは暑いけどねw


よく…
「下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる」って言いますよね
カメラ、写真も同じで
「下手なカメラ、数撮りゃ(良い写真に)当たる」ってのも
よく聞きます…

が…
「自分はそうは思いません!!」
というか…鉄砲もそれなりに使えないと数撃てないというか
カメラも同じで無造作にパシャパシャ撮っても
良い写真って撮れません

じゃあ、あなたは一発で良い写真が撮れるのですか?
と聞かれましても…まあそれはそれ(笑)

大切なのは
「題名」「テーマ」を決めて撮ること

例えば、春になったので桜を撮ると決めて撮りに行ったとする
桜という題名で撮るんだけど
桜にもイロイロありますよね
そして難しい…
遠景からの桜の雄大さを撮るのか
一輪の桜の花を撮るのか
「遠景」「花弁」「木肌」…そんな題名・テーマをつけて撮る
もちろん「桜一輪」にしても表現方法はイロイロありますよね
だいそれた題名はいらないのです
何を表現したのか…コレというテーマを決めて撮る
むやみにバンバン撮っても意味が無いというのはそういうことです

まずは日の丸構図で!
右に…左に…
ローアングルから
ハイアングルから
アイレベルから…
そんなテーマでもいいんです

テーマが決まれば、構図やシャッタースピード
フォーカスや絞りなども決まってきますよね
逆にカメラの設定が決まってからテーマを付けてもいいです


これはもう典型的な日の丸ですよね
コレは手前の花のおしべ?にフォーカスを合わせてますこの写真だけで、「雨上がりの公園に自転車で来た」ってのが解りますよねこの向こう側のブランコの影にフォーカスを合わせてます…こういうのはその場のシャッターチャンスを逃さないようにしないとダメですよね
五分ぐらいで状況が変わります
カメラの夕焼けモードで、田んぼの水面の反射も利用してますね

数撃つにも大義名分を!(笑)

 

写真術08

料理の写真

例えば、レストランで食事って時に写真を撮る
一つの視点としては、記録としての写真ですよね
ブログやフェイスブック、ツイッターなどに
こんなの食べたよ~!というアレです

ただ、いろんな制限があります
「料理の写真を撮る」というと嫌な顔をする人
まずくなるという人、マナー違反だと言う人がいる
気になるようなら空気を読んで撮らないという方法もある

それに…
店が撮影禁止にしてるなら、もう行かなきゃいいし
友達が写真を撮るなというなら、次回からその友達と食事をしなきゃいい
私の場合、仕事の会合などの場合は撮りたいんだけどやめてる
相手が社長さんとか年長者が多いし、場所も料亭だったりするしね
料亭の料理…中庭とかも絡ませて撮りたいんだけどねぇ(笑)

サッと流れるように撮影してしまえばいいと思うんだけど
撮影中は会話がね…途絶えるんですよね
それを極端に嫌がる人がいるんです
だから会話しながら…ササッと撮っちゃう
それでもいろんな人の目がある所での撮影は難しい…

気軽なファミレスなどでは料理の撮り方を工夫して撮ったりもしてるけどね
もちろんフラッシュを焚いたり、シャッター音などを出してたりすると
目立つというのもある

 

たとえば自分で作った料理の写真を撮る場合などは
時間を掛けてもいいですよね
そんなときは、いろんなアングル(視点・構図)で、いろんな設定で撮る

その際の注意事項
●撮影者は入れない
そりゃ当たり前!って思ってるでしょうけど
テーブルの上にある料理を撮る場合、自分の影が落ちる
あるいは、テーブル上の金属面に撮影している自分が写ってる
ってのは、ちょっとかっこわるい
撮影している痕跡を残さないように…

一つの方法として、マクロモードで望遠側のズームをする
被写体から距離を取れば、影は入らない

●同じ設定で何枚も撮らない
何枚撮ってもタダなんだけど、アングルを変えるとか設定を変えるとかして撮影する
動くものならともかく、同じ設定で何枚撮ってもメモリを消費するだけ(笑)

例えば、こないだ作った「あんみつ」
俗に言う「日の丸構図」というヤツです
まあ、一番解りやすい取り方ですけど、ダメだなぁって思うのはカメラの影が落ちてて
暗いんですよね
上から撮るので、どうしても影が落ちて、被写体が暗くなるのです

ちょっと切れてますけど、こういう撮り方もアリです
やっぱりマクロ(チューリップのマーク)モードで少し望遠側で撮ってます

なんだ…切れてるやん!って御思いでしょうか…
これでも「あんみつ」ってのは解りますよね
寄りすぎて影が落ちて被写体が暗くなってますが、これはこれで利用価値はあります
右側のあいている所に…あんみつ とか書けるでしょ?
カメラ内蔵のHDRで撮るとこんな感じ…ちょっと明るくなるよね

それでもやはりライトで光を当てる方が効果的

今はモバイルバッテリー付属のLED証明を利用してたりします

光の反射で色を生かす…

時間があればドンドン設定を変えて撮っていけば良いと思います

   

写真術07

油絵は水彩とは違った色の濃さがあり
写実的な絵は写真と見間違えるほどの表現力がある
ある意味、写真以上に表現されることもある

以前、町内の絵画展で風景画を出品されていた人に
話しを聞いたことがある
その絵はヨーロッパの風景で
全体的には、ちょっとほわっとした感じではあるんだけど
建物や石畳などは固いイメージがある…
「また、力作出してきましたねぇ~」というと
「いやいや…」と御謙遜
「こんな石畳など、下書きはどうやってるのですか?」

下絵で適当に当たりをとれば、あとは定規使ってるとのこと…

実は、この点(定規を使う)、大きく意見の分かれるトコロでもあるんですが
「絵画はあくまでフリーハンドで描く」
というのが説?というかルール?
実際に定規をもって、絵を描いている人をあまり見たことはない
例えば工業的な建築パースとか図面的な絵ではドラフター(定規)
などが基本的に多用されると思うんだけど…

もちろん「下絵の段階で定規を使っている」というなんだけど
私が「定規ですか?」と聞くと
画家のかたも解っていて「これはある種のテクニック」という…

定規を使った線というのは、見た目にも解るものである
実際にフリーハンドで引いた直線と
定規で引いた線は違う…

絵の描き方としても
風景画としては
写真を見て描く人
その場で全部を仕上げる人
その場では下書きだけ描く人
その風景を覚えて、後で全部を描く人
完全にゼロからイメージだけで風景を描く人…

どれも出来上がりは風景画である
であれば、何を使って、どう書いても
それはその人が描いた絵なのであって
それ以外のモノではない。

たとえばトレーシングペーパーやトレース台を使って
写真と重ねて線を描き、それに色を塗るのも
「絵画ではない」とは言えないのである

同じような方法にグリッド模写がある
写真や元絵にマス目を引いて
絵を描く用紙にも同じマス目を描き
元絵のマス目の中を忠実に用紙に描いていく
出来上がりは同じになるという方法

デジタルであればもっと簡単にトレースできる
フォトショで言えば新しいレイヤーを作って、線をトレース!
もっと簡単なのは「エッジを描く」フィルタを使う…

利用できるものは利用する
それでも自分で描いたものは自分の作品
という考え

なるほどなぁと…

それは写真にも言えることで
写真を加工するのはダメという風潮があるけど
私はかまわないと思っている

ポートレート(人物の写真)などでは
ギッチリクッキリにするよりも、少しぼやかした感じに
風景写真で全体に締まりがない写真では、コントラストを強めに
コンピュータを駆使して合成により、存在しない写真も出来たりする

それを嫌う人もいるんだけど
そうするとレンズ前に付けるフィルターとか
フラッシュとかも否定しなけりゃいけなくなるんじゃない?
更に言えば、写真を撮った後
カメラ内部でCCD情報からのデータを色彩エンジンが色付けしている
それはOKなの?
と、ひねくれたりする(笑)

もちろん写真コンクールなどで「加工したものは除く」という条件があれば
PCで加工したものは出せないけどね

なので写真加工技術もそれは写真の技術だと思う

「レンズはウソをつきません」
というCMがありましたが
実際にはうそをつきます(笑)

なんでも利用して
良い写真を撮りましょう!
良い絵を描きましょう!
どんなものでも、それは作品

写真術06

(写真はクリックで拡大します)

ボカシテクニック
一眼カメラの醍醐味は
この「ボカシをいかに生かすか」に掛かってくるといっても過言ではない
(まあ、それだけではないけれど…)
写真というものは
撮影者がなにを見せたかったのか!を写真を通じて感じること
見せたいものにフォーカスを合わせ、他をぼかせる…
ってのは、ある種の解りやすい意思疎通だと思う

逆にすべてにフォーカスを合わせるってのも、見せ方の一つ…
でもまあ、今回はそのボカシに関して…

このボカシ…ある程度の条件が揃わないと撮影できない
●シャッタースピードを早く
●f値は小さく
●撮像素子の大きさ

シャッタースピードを早く…
これは後で説明するf値の影響もあるんだけど、シャッターが開いている間が短いほど
フォーカス(ピント)の合っている幅が狭くなる
被写体にフォーカスを合わせると、それ以外はフォーカスが合わないのでボケるという仕組み

f値は小さく…(解放)
シャッタースピードとの相関性があるんだけど、F値は小さい方が明るく撮影できる
その分、シャッタースピードは速くできるのでフォーカスが合う幅を狭くできる
f値が小さいレンズとして単焦点レンズがあり
単焦点でf値を最小にし、オートフォーカスを被写体に合わせれば、それだけでボカシを生かした写真が撮れる

撮像素子の大きさ
ココがカメラ本体の性能によるもので、センサーサイズによってボケ幅が変わる
センサーが大きく、レンズがセンサーサイズに合っていれば、ボカシを生かした写真を撮ることができる
センサーサイズが小さなコンパクトデジカメでは画像の中心でトリミングをしたようになりフォーカスが合ったままの画像が記録されるためボカシを生かした写真を撮るのは難しい

実際に撮ってみる
基本的には
絞り優先モードに設定する
そしてF値は最小に設定(解放)

そして、撮影すると…木の椅子のフォーカスが合ってる部分は解りますか?
その部分だけフォーカスが合い
その他の部分はボケる
まあ、こんな感じですね
F値を大きくする(絞る)と…
こんな感じで椅子全体にフォーカスが合う…(まあ、手前はボケてるけどね)
絞り優先モードにすれば
シャッタースピードはカメラが勝手に失敗しない程度に調整してくれる
まあ、それも調整したいなら
どっちも設定できるモード(マニュアルモード)がある
数値の入力はシャッターボタン前のダイヤルで行う

こんな感じとか…
見せたいモノってのが解りやすいですよね

被写体にも奥行きがある場合は、f値を最小から少し数値を上げることでフォーカスが合ってる部分を広げることができます

まあ、これも実際に撮ってみないと解らない部分が多いですね
単焦点レンズ! これはレンズキットでもあっても良いと思うんですけどねぇ~
(単焦点レンズをセットにした一眼カメラ)

   

バズーカ砲のようなズームレンズを装着する一眼もカッコよろしいですが
単焦点を付けた一眼を持ってる人をみると…
あ、ボカシに魅入られた人だぁ~って思います(良い意味ですよ)
単焦点だけで一眼を持つ意味がありますぞよ~!!