人工知能

手のひらサイズの丸いものを机の上で動かしながら
クリッククリック!知りたい情報はすぐ手に入る…
魔法の箱…コンピュータ

「早くパソコンでサッとデータが取り出せるようにしてよ」とはパソコンを使ったことがない上司の言葉
パソコンを使えばなんでもサッとできると勘違いしている
その「サッ」のために「サッの100倍以上の準備」をかけているってことを知らない

 

リビングでテレビをみていて
”台所のテーブルの上に置いてあるコーヒーを飲みたい”
リビングには私の命令を忠実に聞く可愛い女性型のロボットがいる
そのロボットに
「コーヒーとってきて」と命令をくだす…

ロボットはニコっとするだけで動かない
「おいおい!コーヒーとってきてよ!」

ロボットはニコっとするだけで動かない…
ロボットの説明書を読むと”命令は細かく指示ください”と記載してある

「台所のコーヒーとってきて」
ってロボットに命令するけど、ロボットはニコっとするだけで動かない

「えーっと…台所のテーブルの上にあるコーヒーをリビングのテーブルに運んで」
ってロボットに命令するけど、ロボットはニコっとするだけで動かない

「その場所から東へ4歩、北へ15歩歩いて台所のテーブルへ、そのまま左手を伸ばしてコーヒーの入ったマグカップの取っ手をもち、反転して逆に進み取っ手をコチラに向けてマグカップをテーブルの上に置け」

「ハイダンナサマ…」と笑顔で初めて動き出した!
これが、コンピュータを扱うということ
命令は忠実に聞くけれど、イチから細かく指示を出さないといけない…

そのロボットは東へ4歩歩いたあと、足元を動いていたルンバに引っかかって倒れ、倒れたまま左手を前に伸ばしマグカップをずっと探している…

そんなに面倒くさいなら、自分でコーヒーを取りに行ったほうが簡単…

でもね、一度コーヒーを取ってくるのを成功すると、それを記録して、再度取りに行ってほしい時はその記録を再生させればよい…

あとは何度でもコーヒーを取りに行ってもらえる(笑)

これを「コーヒー取ってきて」という命令だけでロボットに勝手に台所に行ってコーヒー取ってくるようにするには、細かく指定した命令をロボットに判断させればよい

命令を受けて、どの方向に何歩あるいて、マグカップを取って、それをコチラに持ってくるのにカップのコーヒーをこぼさずに歩いて、こちらのテーブルに置く というロボット自身が思考し、判断する
これが人工知能
これがAIというヤツ

自分で判断する…
命令する方はそれで楽になるんだけど
その命令を更に学習して学習して…
そのうち、命令しなくても「そろそろコーヒー淹れましょうか?」という風に…

そして、そして
そのうち命令にも判断し始める
「コーヒー取ってきて」というと「自分で取ってくれば?」と…

まあ、ターミネーターもマトリックスも……そういうことやもんねぇ~

みずほフィナンシャルグループ(FG)が、今後10年程度をかけ、全従業員の約3割を削減する方向で検討している
事務職にAIを投入して人員削減するという……

まーそれで、窓口業務もすんなり動いてくれたらいいんだけどねぇ~
ん?それでいいんかな?